痛み袋

こんばんわ、こたツです。
昨日久しぶりにペア狩りとかして結構楽しかったんだ。
室内に行ったんだけど、ソロで狩ってるのとほとんど変わらない時給で正直びっくりしちゃったよ。



って言っても1Mにすら行ってないから自慢にもならないんだけどね。

ん？何か変？
そうかな、僕はいつも通りだよ＾＾

狩りの話はさておき、だ。

みんなは鼻の穴の中にニキビ、漫画的に言うと「おでき」ができたことってあるかい？
僕の鼻の中にはかなり巨大なのががんばってて正直息するのも面倒臭いくらいだったんだ。
鼻炎とかで鼻がつまるのは結構あるんだけど、腫れた鼻の内壁のせいでつまる、極端に言うと呼吸困難に陥ったことなんて初めてだからかなりウザかったんだよね。
おまけにもう片方の穴は今丁度ナチュラルに詰まってるんで鼻で呼吸できないんだ。
酸素を求めて目が覚めたくらいだから相当なモンだと思う。

もちろん人間は鼻以外にも口って言う便利な器官があるからなんとか生命活動は維持できてるけど、真昼間から口半開きで一人ハァハァするのは趣味じゃない。人間としての尊厳にもかかわることだしね。あぁ、でも幼女は嫌いじゃないよ。

でもさ、人類は長い歴史の中で文明の築く際、とてもすばらしいモノを手に入れたんだ。うん、医療、薬品だね。

話はそれるけどさ、昔、子供のころ、歯とか頭、おなかが痛くなったとき、みんなはどんなイメージだった？
僕はね、痛みのある部分には「痛み袋」ってのがあって、中に「痛み成分」ってのが入ってると思ってたんだ。ホントだよ。小学校4年くらいまでかな？痛み袋が大きくて大変なときは手術して取り出すんだ。するとすぐ治るのね。でも小さい袋の場合は注射で「痛み成分」だけを吸い出すんだ。もちろん体の中には中身の抜けた「痛み袋」が残ったままだから、すぐには痛みは引かない。どうかな、我ながらいい創造力してると思うんだけどな。
「痛み袋」は「コルゲン ホワイトカプセル」みたいな感じ。初めてCM見たときは「痛み袋だ！」って思ったくらいだからね。
柔らかい袋の中にトロっとした液体が入ってる。ほんとそのまんまだったから驚いたよ。
どう？「痛み袋」実在してそうじゃない？ダメかな？

閑話休題

そこで、なんだけど、人間、特に日本人って「良くわからないけどなんか痛い」って時、やっぱりオロナインじゃない？「紫雲膏でも塗っとくか」って日本人は少ないと思うんだ。
ハハハ、頭痛にオロナイン塗るほど馬鹿じゃないさ。

っと、まぁニキビやら吹き出物なんかにも効くし、傷にも効果ある、とりあえずコレ塗っておけば痛み成分も少しは中和されて痛み袋も小さくなるだろうってこと。

あ、ここからは少し汚い話だけど大丈夫かな？
僕のことは気にしないでくれ。誰かに言わないと気が済まないんだ。



さて、塗るか。


綿棒にー♪オロナインＨ軟膏～　付けてとー
鏡見ながら鼻の穴…に…



穴埋まってる

ピアスじゃないんだからありえないんだけど、いつもはそこにあるはずの穴、闇が無い。そのとき頭の中で警報が鳴ったような気がしたんだ。これはかなりヤバイ。直感ってやつかな。何食って育ったか知らないけど、牛に寄生したダニのようにぱんぱんに膨らんだ痛み袋ニキビ。

ニキビか？コレってなんか変な腫瘍とかじゃないのか？
だがここで医者に駆け込むなんてプライドが許さないんだよね。みんなならわかるだろ？男には戦わなくちゃならない時がある。それが、今、なんだ！

意を決して綿棒をわずかな隙間に突っ込む！！



入らない

絶対ヤバイ、ヘタしたら鼻もげるかも。
痛み袋からフィードバックした激痛で体中の毛穴が開いてイヤな汁が噴き出て来る。洗面所で一人涙目になりながら鼻に綿棒突っ込もうとしてる俺。

最後だ、これでダメなら刺激せずに置いといて医者に行こう。
心なしかさっきより隙間も広がった気がする。

今度は芯がプラスチックでできた片方がみみかきになってる綿棒を用意だ。ダイソーとかで売ってるやつだけどかなりしっかりしてる。所詮肉には負けるわけなんてないよね。僕のはmeetsで買ったやつだけど。
しっかりとオロナイン付けて、と。

さぁ、行くよ。心構えはできたかい？


お？痛いには痛いけどさっきよりスムーズだよ！やった！入った！！！






痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い死ぬこれマジごめん死ぬダメあかんて

痛みで立つことすらできない。

おまけに入れるとき、なにか「ガリガリ」って音がしたんだ。
明らかに人体が破壊されている音と感触。

このへんは正直言ってパニック状態になっていて細かいことは覚えてないんだけど、朦朧とした意識の中で考えていたのは


抜かなあかん！

ってことだけだったんだよ。

想像できるかい？鼻の穴にがっちり固定されたままの綿棒。
いまさら言うことでもないけどハンパじゃない出血でさ、綿棒も血だらけ、僕の手も血まみれ。


またこの手を血で汚してしまった…

かなり凄惨なことになっちゃったわけ。ホント参っちゃったよ(笑)

抜く時の痛いこと痛くないこと。
痛みで膝が笑う、変な声が出る、当然目からは水。
痛すぎて脳からの信号が末端まで届いてないのがわかる。

もうどうでもよくなって力任せに引っこ抜くともう出血が止まらない。
当たり前だけど口の方にも血は流れ込んでるわけでさ、ちょっとしたスプラッタならこのまま出ても違和感まったく無し。
そんな瀕死の状態なのに、血に混じったオロナインの味がやたらとハッキリわかったのが驚いたな。人間の味覚ってすごいよね。

そのあとどうなったかって？
救急車を呼ぶかって話になってたんだけど、意外とすぐ出血が止まったんで、自分で車運転して病院行ったよ。自分の強靭さにちょっと感激したってのは本当さ。

病院に着いたら速攻で診察室につれていかれてそのまま洗浄。
慣れって怖いもので、痛いのはすごい痛いんだけど、さっきの痛みに比べたら全然平気。くすぐったいくらいだよ。
洗い終わったら色々問診されたんだけど


喋れん

「あー」とか「うー」とかしか声が出ないので文筆で、と思ったんだけど、字も書けない！！また驚いちゃったよ！！
ペンは持てるんだけど、力の入れ具合がわからないって感じでさ、字覚えたての子供みたいな字でなんとか説明はすることはできたんだ。

先生の第一声
「ああ、たまにいてはりますね」


こんなバカ他にいるのかよｗｗｗｗｗｗｗｗ

麻酔打って貰った後で口から鼻に向けて内視鏡入れるとか無茶しすぎ。人の体をなんだと思ってるんだろうね。まったく！
麻酔効いてるから痛くないんだけど、口から鼻に向かって何かが動いてる感触がかなりアレでナニだったけど、こっちからは催促してないからね。

そのあと注射を鼻のとこに打ってたけど、吸い出してるような気がしたんだよね。見えなかったからハッキリわからないんだけどさ、何かが軽くなったように思えたんだ。麻酔の上からだったからはっきりしないんだけどね。

診察も一応終わって、原因は鼻の表にネコがひっかいた傷があって、そこから何かバイキンが入ったんだろうと言うことにされてしまったんだ。
確かにかなり深くひっかかれてるんだけど、正直ネコのせいになんかしたくない。あいつらは何も悪いことなんてしてないはずさ。
でもな、「アンタ鼻ほじりすぎ」とか言われなくて良かったと心から思ったのは紛れも無い事実だ。

まあひっかいたのは誰かわかってるけど、ネコ3匹いるから一匹３割ずつ責任負担で、残り1割は自分で責任を取ろうと思う。飼い主の役目さ。


てことでさ、こんなに長々と書かせてもらったわけだけど、何が言いたいかってことはさ、お医者さんに注射してもらったらびっくりするくらい腫れも引いて麻酔切れたあとも痛みはほとんどないんだ。傷の痛みはあるけど、患部の痛みはほぼ無くなったと見ていい。
病院では字すらまともに書けなかったのにもうPCも普通に使えるくらい回復してる。
つまりね

痛み袋は存在する


ってことなんだ。

そうゆうことで、みんなも気をつけてがんばろうね。

じゃ、また！